Cuervo y Sobrinos(クエルボ・イ・ソブリノス)
キューバ時計メーカーの葉巻
【クルエボ・イ・ソブリノス】
~ 時計ブランドとして ~
1862年にラモン・フェルナンデス・クエルボが、ハバナの小さ宝石店として「La Casa」を出店。
ラモンの6人の甥が店舗を手伝うようになり、1882年に「クルエボ・イ・ソブリノス(クエルボとその甥達)」と店名を変更したことが、このブランドの始まりです。
事業は次第に拡大し、世界中にその名を轟かせるほどに飛躍。19世紀末には当時の著名人ならば一度は訪れるべきであるといわれるほどの店にまで成長しました。
その顧客名簿には、アーネスト・ヘミングウェイ、クラーク・ゲーブル、アルベルト・アインシュタイン、ウィンストン・チャーチルといった、あらゆる方面の著名人の名がありました。
スイスのムーブメントにキューバのデザインを組み込んだ唯一無二の時計は、「スイスのハートにキューバのスピリット」と表現されています。
しかしキューバ革命に伴う政治の混乱で、1961年にクルエボ一族はキューバから離れ、このブランドは一旦幕を閉じました。
そして1990年台から再興へ動き出し、2003年。キューバの伝説的な時計ブランドが完全復活を遂げました。
現在ではスイスに本社を構え、世界20か国以上で販売されています。
ここからは葉巻として。
2023年、【クルエボ・イ・ソブリノス(以降:CyS)】はブランドの視野を広げるため、新たに葉巻の製造に着手しました。フェルナンド・ナバロ(ビジャ・ビエハのオーナー)と協力し、イメージする葉巻を作ることの出来る工場を探し出しました。CySの葉巻を製造を依頼した工場は、ニカラグアのエステリにある「タバカレラ パジェス」。
オーナーのレイモンド・パジェス・ロッフォは、キューバのサン・ルイのたばこ農家の出身。そしてなんと、AJFことアブデルの義理の弟です。17歳の時にニカラグアへ移住し、AJFにてアブデルの元でゼロから葉巻について学びました。
現在ではニカラグアに工場を設立し、業界からも注目を集め始めています。
その「タバカレラ パジェス」と「フェルナンド・ナバロ」により、CySシガーは製造工程の全てにおいて綿密に製作されています。
このブランドを象徴する「豊かなキューバの伝統」を表現するため、材料にはキューバ種の葉を。
特にラッパーには、エンジェル・オリバの最上の畑、”La Meca” のハイグレードラッパーを使用しています。
時計メーカーであるCySだからこその、譲れないこだわりが1本1本に反映されています。