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FAQ

手巻きたばこを始めるにあたって用意するもの

最低限必要なものはシャグたばこ巻紙です。多くのシャグたばこには巻紙がセットでついていますので、それを買えばすぐに始められます。

その他には

フィルター

 味わいが多少マイルドになります。また、たばこ葉が口に入るのを防ぐことができます。

ローラー

 簡単&きれいにたばこを巻くことができます。

ポーチ

 一式を入れて持ち歩ける、洒落た専用ポーチがあります。

たばこケース

 自宅で前もって必要なだけ巻いておき、ケースに入れて持ち歩けば、出先でもすぐに吸えます。

たばこ盆

 巻く時にシャグたばこが結構散らかります。

 自宅では専用のお盆を用意しておくと、後片付けが楽になります。

​たばこの巻き方について

シガレットを吸っている方が手巻きにチャレンジするのであれば、まずはローラーを使って巻くのがオススメです。

慣れてきたら、​ローラーを使わずに、手で巻くのにもチャレンジしてみてください。

一般的なシガレットや、ローラーで巻いたたばこに比べて、隙間の多い巻き加減になりますが、そのほうがよりたばこの味わいを感じることができます。

たばこの保管方法

シャグたばこは湿度変化で味わいが大きく変わります。

乾燥すると刺々しさが強まり、いわゆるキツイたばこになってしまいます。

逆に湿度が高過ぎると火付きが悪くなる上、灰汁っぽさが出てしまいます。最悪カビが発生し吸えなくなります。

適正な湿度でしっかり管理されているお店で購入し、1週間程度で吸いきるのであれば、保管に気を使う必要はないと思います。

長期間適正に保管すると、熟成された味わいを楽しむことができますが、その場合は温度・湿度をしっかりと管理できるヒュミドールが必要となります。

加工工程 たばこ葉の乾燥方法

原料のタバコはを収穫し、適切な水分量になるまで乾燥させます。乾燥方法は、4つあり熱風、自然、火力、日干しがあります。

 

熱風乾燥 フル・キュアード(Flue-cured)

たばこ葉を熱風温度30度~60度で乾燥させる方法です。

たばこ葉は、持っている糖分が急速に加熱し糖分を多く含むバージニア葉はほとんどこの乾燥方法で、香りを立たせ、喫味を良くします

 

自然乾燥 エアー・キュアード(Air-cured)または、ライト・エアー・キュアード(Light Air-Cured)

収穫されたたばこを風通しの良い納屋にいれて、地表面に熱源を作り、空気の対流をおこして長い棒に吊るしてゆっくり30日から40日時間をかけて乾燥させる方法です。

 

火力乾燥 ファイヤー・キュアード(Fire-cured)または、ダーク・ファイヤード(Dark fired)

蒸気による乾燥、あるいは、密閉した室内で生木を燃やし熱と燻煙で乾燥させます。燻した香りがたばこ葉につきそのタバコ葉は、スモークフレーバーの香るタバコになります。

全ての工程で40日かかります。ケンタッキー・ラタキアは、この方法で乾燥されます。

※ラタキアとは、オリエント葉を燻製したもの。

こうすることでパイプたばこのような、豊かな香りをタバコ葉に加えることができます。

 

日干し乾燥 サン・キュアード(San-cured)または、ダーク・エアー・キュアード(Dark Air-cured)

テントを張って原料葉を天日で乾燥させます。

オリエンタル葉は、ほとんどこの方法で乾燥されます。

PIPE TOBACCO

刻み(カット)や形状の種類

パイプたばこに使われる葉は、種類も刻み方(カット)も多種多様。刻みは、パイプ喫煙の重要なポイントである「香味と喫味の持続」と「順調な燃焼性」が得られるよう、製品ごとに考慮して作られている。

パイプたばこには、刻みが同じ形状のものだけの製品もあれば、異なる形状を混ぜあわせた製品もある。細刻みのたばこは燃焼が速く、ブロードカットのような粗い刻みは燃焼性が良いと思われがちだが、葉の厚さ、保湿の具合、オイル分の有無、製造方法の違い、パイプの構造の違い、火皿への詰め具合によって燃焼速度は変わってくる。また、葉のブレンド加減によっても違いがでる。しかし、製品化されているパイプたばこは、味や燃焼性を考えて作られているので、あまり神経質に考えることはない。

また、缶やポーチに入ったパイプたばこの葉も様々。フレーク状や細長いリボン状の葉は火皿にそのまま詰めて喫煙できる。一方で、ロープ状、板状、サイコロ状、ブロック状の葉は、詰める前に切り刻んだり、揉みほぐしたり、ブロックをばらしたり、ひと手間かけてスモーキングを楽しむ。パイプたばこを購入するときは、風味はもちろんのこと、その形状まで把握して、自分の好みに合うものを選びたい。

 

コースカット

ブロードカットもコースカットの範疇になる。不規則で粗い刻みが特徴。1970年代以前はラフカットと呼ばれていた。

 

リボンカット

幅が2~3㎜で、長さが2~3cm程の細いリボン状になっている刻み方。バージニアやキャヴェンディッシュで見られるカット。

 

グラニュレイテッドカット

刻みが、細かい四角形の状態になっている。

 

ブロークンフレイク

フレイクをある程度ばらして、ポーチや缶に詰められる。喫煙する時には、フレイクの状態のままで残っているものや、バラバラになっているたばこをバランスよく取り、よく揉みほぐしてから火皿に詰める。

 

フレイク

葉たばこを板状に強圧した状態をケーキという。フレイクは、そのケーキをブロックに切り、さらに厚さ2mm、幅3~4cm、長さ5~8cm程度に薄くスライスした板状のたばこ。1枚が2.5g位で、小さめのパイプは1枚、ミディアムボウルは1.5~2枚、ラージボウルやジャイアンツなどは3~4枚が適量。火皿に詰める前には、よく揉みほぐすこと。そのまま縦方向に詰めて喫煙するベテランスモーカーもいるが、その場合は火皿の口径が細いトッパー気味のパイプを使いたい。また“READY RUBBED”(レディーラブド)と表記されている製品には、既に揉み解された葉が入っているが、より美味しく味わうために、さらに自分で揉みほぐしてからパイプに詰めることをおすすめする。

◎初心者の喫い方:火持ちを良くするため、詰める前によく揉みほぐす。“READY RUBBED”(レディーラブド)と表記されている製品でも、さらに揉みほぐしてからパイプに詰めた方がよい。慣れたらフレイクを崩さないで喫煙する。

◎ベテランスモーカー:本来はこの吸い方がいい。スライスのまま火皿に畳み込むように詰めて喫煙。その際、最上部にバラのたばこを乗せると着火にしやすい。

 

ぺブルカット

長さが12~13cmほどのフレーク。見た目が砂利を敷き詰めた細い道に似ているので、“ぺブル”(砂利道)とよばれるようになった。1回分の適当な長さにちぎり、よく揉みほぐしてからパイプに詰める。

 

キューブカット

たばこは、バーレーで一辺2~3㎜のサイコロ状になっている。加香製品によく使われるカット。香りの持続性がいい。

 

クランブルケーキ

ブロック状にカットしたたばこ。コースカット状のたばこを加圧しブロック状に形成してある。

喫煙する時は、ブロックの角からボロボロと崩すようにばらして火皿に詰める。

 

シャグ(ファインカット)

手巻きたばこ用に作られた刻みだが、パイプ喫煙も充分に楽しめる。使用するパイプは、クレーパイプなど火皿の小さいものが適している。

 

ロングカット

リボンカットやファインカットのたばこで、刻みの長さが長いものをロングカットという。

 

 

 

 

 

 

 

 

​たばこ葉

「タバコ」は、トマトやナス、ジャガイモなどとともにナス科に属し、世界各地で栽培されています。収穫された葉たばこを乾燥させ、加工したものが、「たばこ」になって私達の手元に届くというわけです。

「タバコ」の種はとても小さく、約0.5mmほど。見た目はコーヒーの粉によく似ていて、グラムに換算すると、1gが約12,000粒にもなります。

「葉たばこ」にはいくつか種類がありますが、国内で栽培されている「黄色種」という種のものでは、タバコの葉の大きさは、大きいもので長さが約70cm、幅が約30cmくらいです。草丈は、花が咲くころで約120cmまで生長。あんなに小さな種からこれほどまでに生長する「タバコ」は、植物の中では生長率が最大のものの一つと言われています。

 

バージニア種・黄色種(おうしょくしゅ)

国内の主産地は、中国、四国、九州、沖縄をはじめとする西日本が主産地。紙巻たばこの主原料として使用されます。葉に糖臭(とうしゅう)と呼ばれる、甘み・コクのある香りがあるのが特徴。肉厚で、名前の通り黄色に仕上げる乾燥方法を取り入れています。

バージニア種は、アメリカ合衆国で最初に耕作が行われた北米の州にちなんで名づけられました。バージニア種はまた、熱気乾燥によって葉の色が黄色やオレンジ色になるため、「黄色種」とも呼ばれています。この種は、アメリカのジョージア州、フロリダ州、南北キャロライナ州、ブラジル南部、そしてジンバブエなど、雨量の多くない亜熱帯で特に良く育ちます

 

在来種

福島県をはじめとする東日本や九州地方で栽培されています。

「葉たばこ」の種子が日本に伝えられて以来、日本の気候風土の中で、時間をかけて改良された、日本独自の種類です。葉肉が薄く、喫味のやわらかさが特徴です。

 

バーレー種

国内の主産地は東北地方をはじめとした東日本。

黄色種と調和性がよく、紙巻たばこの原料としてなくてはならない品種です。いろいろな香料がなじみやすく、香りを引き立てるのが最大の特徴です。バージニア種よりも少し明るい緑色をしています。バージニア種よりも粘土分の多い土が必要でより多くの肥料を必要とします。また、バーレー種の最高級品は、メリーランドやケンタッキーなどの米国中央部の州をはじめ、マラウィ、ウガンダ、インドネシアなどの国で生産されます。空気乾燥処理をほどこすと、糖分の添加なしでたばこの葉は茶色く変色し、葉巻のような味わいになります。バーレー種はバージニア種やオリエント種と合わせると、アメリカン・ブレンドとなります。

ラッキーストライクやポール・モールなどが、これにあたります。通常は、空気乾燥処理のあと、糖蜜や甘草などの糖分を添加し様々な香りや味の特徴を作り出します。植物としてのタバコの種類、収穫法、土や気候や天候などいくつもの要素がからみあって、紙巻たばこの特徴を作り出します。これらすべての要素が、たばこの味と香りを決定付けるのです。

 

オリエント種

タバコの中でも最も小さく丈夫な種で、バルカン諸国やトルコ、中東の猛暑の中でもよく育ちます。このような気象条件と、植える間隔を詰めることにより芳香の効いた風味が生まれ、天日乾燥によってさらに風味を高めることで、伝統的なトルコたばこのような喫味になります。

オリエント種の中には、太陽光で天日乾燥処理されたタバコだけでつくられるものもあります。また日干しし、発酵させると糖のような香りがし黄緑色~褐色になります。

 

ぺリック葉

煙草の漬物。樽漬けし加圧発酵させて作ります。漬物のような臭みがあり水分が高く甘酢っぱい香りがして黒色。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本専売公社(にほんせんばいこうしゃ)

1949年(昭和24年)に大蔵省の外局である専売局を大蔵省から分離独立させて、発足した特殊法人であり、公共企業体である。いわゆる「三公社五現業」の一つ。単に専売公社とも呼ばれた。1985年(昭和60年)に日本たばこ産業株式会社(JT)が設立された。

 

 

 

 

 

 

 

 

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